草わるん出品・抽選販売株

草わるんにて販売する株のご案内です。
イベント詳細についてはこちら

今回はヤフオクでの出品と、このブログで紹介する株の抽選販売になります。
ヤフオクでの出品が多いですがここでは形良い株の一点ものや採取株で今後販売が難しいものを少し販売致します。

エントリー方法

メールでのエントリーになります。
email→ itome0731@hotmail.co.jp

・希望株のナンバーか植物名を
 第一希望
 第二希望
 第三希望
・名前
・電話番号
・配送先住所


希望数が多くない場合は第一希望のみ、第二希望まででも大丈夫です。

メール受信後に確認メールをお送り致します。hotmail.co.jpからのドメイン受信許可設定をお願い致します。Yahooメールなどは特に弾かれることも多いのでご注意ください。

エントリーがなかった株に関してはSNSアカウントにて報告したり、YouTube配信中に希望者を募るかもしれません。配信中に募る場合は早い者勝ちです…笑

エントリー期限

9月18日(金曜日)24時
基本確認後すぐに返信致しますが、翌日9月19日(土曜日)昼12時以降にも返信連絡が来ない場合メールが弾かれて確認できていない場合がありますのでその場合はSNSアカウントのDMまでご連絡ください。
Twitter→@ito_akihiro_
Instagram→@itome_sp_

抽選方法

抽選方法は各植物ごとに各希望者に分けてアミダくじをして第一〜第三希望を考慮して決めます。
当選者はYouTube配信終了後にメールでお知らせします。

配送・支払い方法

ヤマト着払い・銀行振り込み
当選者メールにて希望着日時と振り込み口座をご案内致します。





それでは紹介していきます。


No.1 Myrmecodia tuberosa “rumphii” Pupuan, Bali ¥17,000
発根して状態の良い株です。
塊茎下部は割れがありますが問題ありません。






No.2 Hydnophytum formicarum Pupuan, Bali ¥15,000
発根しているのかわかりませんが状態は安定しよく成長しています。






No.3 Myrmecodia sp. Kabupaten Toraja Utara ¥12,000
しっかり発根し塊茎が膨らんできています。





No.4 Myrmephytum longissimum (nomen nudum) ¥14,000
塊茎の途中で折れて挿してたものがしっかり発根していたので板付けしたもの。
状態良いと思います。






No.5 Myrmecodia sp. East Luwu ¥20,000
Kabupaten Toraja Utaraの株と同じ種と思います。
こちらの方が棘少なめ。枝ごと着けていますがとても状態良いです。





No.6 Hydnophytum moseleyanum(papuanum) ¥6,000
ガッツリとコルクに着生しています。ここまで発根してると水切れにもとても強い。
超安心安全。





No.7 Hydnophytum radicans(simplex) ¥7,500
数年前に輸入した中株。状態良いです。





No.8 Lecanopteris crustacea ¥6,000
カッコよく着生した株。





No.9 Lecanopteris lomarioides ¥6,000
こちらもカッコよく着生した株。
なかなか綺麗に着けづらい種なのでおすすめ。





No.10 Lecanopteris carnosa (from Thailand) ¥6,000
しっかり巻きつき始めた株。
単葉っぽくなる葉のタイプ。





No.11 Lecanopteris pumila Cameron Highland ¥8,000
少し枝から浮いてますがこちらもかなり格好よく育ってる株。






No.12 アリダマ初心者セット ¥4,000 (10セット用意)
左から Hydnophytum puffii, Myrmecodia beccarii, 
Hydnophytum moseleyanum, Myrmephytum selebicum
画像のように植え込んだ形でお送り致します。
板付けもしやすいし、もちろんこのままでも育てられます。

アリ植物とは

アリ植物とはアリと共生関係にある植物。
じゃあどう共生関係にあるのか、定義はなんなのかという話。

アリ植物の3つの関係

エライオソーム

まず1つ目のエライオソーム(種枕)。植物の種子についている付着物で、アリが好む餌となっている。アリは餌として巣に持ち帰り、植物はアリによって種子を遠くまで拡散させる仕組み。
この仕組みを持つ植物は約11000種。 片利共生など日和見的な相互作用。

花外蜜腺

2つ目は花外蜜腺。英語ではextrafloral nectar, 略してEFN と表記されることが多い。
言葉からわかる通り花の蜜ではない、その他の葉などの箇所から分泌される蜜。
真珠体と呼ばれるものやアリアカシアの葉に付くベルティアン体も広義で花外蜜腺と言っていいと思う。この蜜を利用してアリなどに植物体を守らせるなどしている。
この仕組みを持つ植物は約4000種。 片利共生など日和見的な相互作用。

ドマティア

3つ目はドマティア。ダニ室と呼ばれるものと同じで、植物自体が空洞を持つ箇所を作り、その中にアリなどを住まわせる。アリ専用のダニ室と言う意味でMyrmecodomatium とも呼ばれる。
植物は住み家を提供し、アリは住み家を守るためにも植物体を守る。さらに排泄物や死骸などを栄養として吸収する機能を持つものや、その植物体でしか巣を作らないなど、強い共生関係を持つものもある。
この仕組みを持つ植物は約700種。 相利共生など義務的な相互作用。

それぞれ簡単に説明するとこんな感じ。
さて、ここで改めてアリ植物とは、と考えると、アリと共生関係にある植物はとても多いことがわかると思う。

その中でもドマティアを持つ植物は熱帯地域にのみ分布しており、アリとの相互関係もより義務的な共生関係となっている。
「アリ植物」と言う言葉の定義は曖昧ではあるが、園芸においてその造形を楽しむと言うことであればドマティアを持つ植物のことをアリ植物と呼ぶべきなのではないかと思う。
Guillaume Chomicki氏の『Phylogenetics and molecular clocks reveal the repeated evolution of ant‐plants after the late Miocene in Africa and the early Miocene in Australasia and the Neotropics』によるとこのMyrmecodomatiumを持つ植物は約700種(約160属50科)ほどあるとされているが、調査を続ければ約1140種あるとも言われている。

アリの多様化の背景には植物の多様化がある。
Veronika E. Mayer氏らの『Current issues in the evolutionary ecology of ant–plant symbioses』 によると、アリは白亜紀後期から多様化したと考えられており、植物は白亜紀初期ごろから花を咲かせる植物(アンギオスペルマム)が多様化し急速に広がった。この花を咲かせる植物(アンギオスペルマム)の拡大により草食性昆虫の増加や植物上の食物資源がより豊富となり、より多くのアリを植物に引きつけ、アリと植物の相互作用の進化の機会を増やしたと考えられている。その結果、アリは植物に集まる草食昆虫を餌として狩りをすると、結果植物の食害は少なくなり、それに目をつけた植物がアリを利用し体を守るように進化したり、種子散布のために種子に絵餌をつけ運ばせたりなど、多くの相互作用を生み出すことになったという。



また、南米と東南アジアのアリと植物の関係には違いがあったりする。
そのあたりなどなど書き始めるとキリがないぐらい膨大なので少しずつ書いていくようにします。

ちょっと脱線したかもしれないですが、アリとの共生関係が強い順としては
エライオソーム < 花外蜜腺 < ドマティア の順です。

花外蜜腺はアリだけと言う訳でもないし、複雑な相利共生関係があるものもあるけど無いものも多いです。
また、南米のチランジアの一部の葉の間にアリが巣を作るのでアリ植物と言われたりしていて、確かに栄養を吸収出来るような構造、生態があるものもあるようですが全てでは無いと思います。
アリと植物の関係はまだまだ詳しく調べられていないものが多く、これら全てを『アリ植物』と呼ぶのは疑問です。そもそも、アリ植物と聞いて思い浮かぶのは食虫植物のようなわかりやすい変わった器官を持った変わった姿の植物と言うイメージになると思うので、混乱しないようにするならば園芸におけるアリ植物とはドマティアを持った植物とすれば良いのかなと思います。

最近ではMonolena が海外でアリ植物とされて販売されて日本にも入って来ていますが、関係について研究されたようなソースがなく、ただ真珠体が出来るからそう言われているような気がします。もちろんその中でも関係性がある種はあるのかもしれないけどわからないですね。

色々調べるとわかるのですが、アリに関わらず植物は多くの生き物と複雑な関係を持ち進化しています。自分はわかりやすく「アリ植物好き」として活動していますが、生物多様性がわかりやすく面白く学べる変わった植物全般が好きです。


最近園芸において『アリ植物』がただの商売の売り文句になっているような気がして気になったので簡単ですが少し書いてみました。
日本語で説明されたネットの記事もなく、調べるのが難しいので言ったもの勝ちにならないように、せめて海外の研究者の論文を自分も勉強がてらここに書いていけたら良いなと思います。

アリ植物展示について御礼と感想

咲くやこの花館と東山植物園でのアリ植物の展示が終了いたしました。
このコロナ禍で、来て欲しくても宣伝していいものかどうかとか色々な想いでいましたが、結果多くの人にとまではいかずとも最低限魅力が伝わる展示ができたのではないかと思います。ご来場いただいた方々本当にありがとうございました。

植物園側から声をかけられたわけでは無いので、地道に色々な植物園にコンタクトを取り、アリ植物のプレゼンをしていきました笑
話し始めると皆さん興味深く話を聞いてくれたし、色々な方を紹介してくれたり、面白い良い展示が出来るよう協力してくれて本当に感謝感謝です。
結果多くの人に協力いただいて開催となりました。展示に際してご協力いただいた方々、ありがとうございました。

初めての植物園での展示協力という形でしたが、短い時間の中でやりとりして調整していただいてとても助かり勉強にもなりました。
今後も引き続き植物園での展示協力等をしていきます。その中で植物園に少しでも多くのアリ植物を提供していってアリ植物展が夏の食虫植物展と同じように、全国で当たり前に毎年開催されるようにしていきたいです。
現状では自分のコレクションを運んで持っていくしかないのですが、ほぼほぼ一点しかなく、尚且つ展示・移動によるダメージもあるので悩ましいのですが、ここはやはりリスクを承知で少しでも多くの方々に魅力や情報を伝えていくべきだなと感じています。

アリ植物はまだまだ流通が少なく、栽培方法もまだよくわからないものがほとんど。しかし最近では自分を通してメディアに紹介される機会も多くなっているし、より認知度が上がる前に少しでも多くの情報を発信し、物を提供し、これから興味を持ってくれる人のために基盤をなんとか作っていきたいです。
今のところ普及も生産も情報発信もほぼ自分一人でやっているようなものなのでなかなか時間かかってしまうけど、ここまできたらなんとか頑張りたいです。ただ少し弱音を吐くと、ここのところのコロナ禍と展示と農場立ち上げの設備投資諸々でお金がなくて負のスパイラルに陥りかけていてどうしようかなっていう感じ。
出来ればバイトとか雇えたら生産量も増えるんでしょうけど、モノも輸入しづらいし、売れば増殖かけれるものが減るし、高額なもの欲しがる趣味家もまだ少ないし…
まぁそんな感じで若干落ちてはいるんですが考えてないわけではないので未来の自分がなんとかしてくれるでしょう。




……ちょっとネガティブになってすみません笑


今回の展示で色々嬉しいことや気付いたことが多くありました。
咲くやこの花館での展示は食虫植物展の中での特別展示でしたが、その圧倒的なまでの食虫人気には驚きました。
興味を持つ部分ってどこなんだろうと思って来場者の反応を見てみると、実際に虫を食べている動画や痕跡かなと感じました。アリ植物に置き換えるとアリが住んでいる様子とかですね。確かにこの部分ってあんまり紹介できていない気がするなと。
逆にアリ植物の方で言うと今回ミルメコディアの塊茎の断面を見せる展示をしましたが、それが一番よく食いついて見てくれていましたね。
自分も色々紹介してきたつもりでしたが、今回の展示の反省を生かして、より面白くわかりやすい展示もできるよう頑張りたいなと思いました。
東山植物園での展示は愛知県の再びの緊急事態宣言と猛暑とあり、来場者は少なめでしたが、植物園の常連のお客さんからはこれからも引き続き展示してほしいと言う声を多くいただきました。

どちらの展示でも、これだけの種類を初めて見たとか、そもそもこんな植物があるなんて知らなかった、面白いと言う声を多くいただきました。即売会では子供の実験用に苗を買って行ったり。
こういうことって結局消耗品みたいになってしまうので嫌がる人が多いと思うんですが、自分は嬉しかったですね。多く生産された普及種などは手の届きやすい価格で気軽に買えて、色々興味を持ってもらうきっかけになってもらいたい。食虫植物が今これだけ有名なのもホームセンターなどで毎夏出てくるようになった安価な生産品の影響が大きいでしょう。
アリ植物が安定してそうなるにはどれだけかかるかわからないですが、将来的にそうなればいいなと思います。


このHPも情報発信の場として作ったのですが色々遅れてて申し訳ないです。
まだバタバタですがこれからも長い目で見守っていただけたらと思います。

東北イベント

仙台「花と緑のココロ博」ありがとうございました!

・・・と事後報告ですみません!
こちらでも告知すべきだったんですが何だかずっとバタバタしていて更新忘れていました・・・。

BORDERBREAK ゾーン(雨林園藝 /つるかめ山草園/ISHIIPLANTSNURSERY/necomoss)
にて出店させていただき、今回のイベントでは「アリ植物の魅力と育て方」と題してミニセミナーをやらせていただきました。
セミナーの準備をしていると、そもそもアリ植物って何だ?っていう基本的なこととか、わかりやすく育て方って?とか、今まで放置気味だったことを整理する良い機会になってとても良かったです。

アリ植物って色々な共生関係で存在していて、園芸でいう所謂アリ植物って特に定義がないんですよね。食虫なんかは消化酵素があるかどうかとかだった気がする。
ここの定義、ここで書いたら長くなるからちょっと飛ばしますけど・・・

一般の方も多いので入手しやすいアリ植物とかまとめて見たけどもう全然無い笑
あっても全て東南アジアのものばかり!世界中にあるのに・・・やっぱりまだまだですね。少なすぎて本当に驚きました。
海外業者含めて購入できるものならまぁまぁありますけどね。それでも少ないかなぁ。



そして今回東北ということで最初から売り上げ的には厳しいことを覚悟して行きましたがやっぱり厳しかった・・・!BORDERBREAKゾーン全体でもなかなか苦戦していたかな。
それでもこれからアリ植物を始めたいという方が多くいてとても嬉しかったですね。
普及種すらもあまり出回っていないようで。




今回、セミナー、販売とやって痛感したのは普及種の少なさ。始めにくさ。


感じてはいたけど、もっと気軽に少し集めて楽しめるものがもう少し欲しいですね。
今年は更なるアリ植物の探究と共に普及種の充実も頑張りたいなぁと感じました。




しかしセミナーの準備をしていてもどうしてもアリダマに話が寄ってしまう・・・
現在5属約150種ほどありますが、そのうち約50種ほどしか画像で確認できないんですよ!
加えて地域変異やらまだ見ぬ新種やらが盛り沢山・・・。共生関係なんかもまだまだ知らないことばかりです。
やっぱりアリダマ面白いんだよなぁ。いつか他の植物愛好会みたいにアリ植物愛好会でも作って大人数で語りあったりできるのが夢です。



だいぶ話がずれましたがたくさんのことに気付いたイベントでした。
ギリギリ経費も回収できてよかったです。(ということはウン十万円分の植物が無くなっただけ・・・?恐ろしい・・・この体験はプライスレス・・・)


懲りもせず今後も色々なイベントに出店していきますのでまたよろしくお願い致します。
次回は 京都府立植物園 早春の園芸市 です。